2011年2月14日 星期一

GDP年率1.1%減、5四半期ぶりマイナス 10~12月実質

2011/2/14 8:50
 内閣府が14日発表した2010年10~12月期の国内総生(GDP)速報値は、物価変動を除いた実質成長率が前期比マイナス0.3%、年率換算でマイナス1.1%だった。エコカー補助金制度の終了で個人消費が大きく落ち込んだことが響き、5四半期ぶりのマイナス成長となった。

 市場予想の平均値は前期比マイナス0.6%、年率マイナス2.2%(日経QUICKニュース社調べ)だった。

 実質個人消費は前期比0.7%減と、2四半期ぶりに減少。エコカー補助金制度の終了に加え、10月のたばこ税引き上げ前の駆け込み需要や、夏の猛暑で食料品への支出が増えたことの反動減もマイナスに働いた。

 輸出から輸入を差し引いた外需の成長率への寄与度はマイナス0.1ポイントだった。

 設備投資は前期比0.9%増と5四半期連続で増加。低金利や政策効果で住宅投資も3.0%増と順調に増加した。一方、公共投資は5.8%減と2010年に入り4四半期連続でマイナスが続いた。内需寄与度はマイナス0.2ポイントと、5四半期ぶりのマイナスとなった。民間在庫寄与度はプラス 0.2ポイントだった。

 生活実感に近い名目GDP成長率は、前期比マイナス0.6%、年率でマイナス2.5%と、2四半期ぶりのマイナス成長だった。総合的な物価の動きを示すGDPデフレーターは前年同期比マイナス1.6%、前期比マイナス0.4%。輸入品目の動きを除いた国内需要デフレーターは前年同期比マイナス1.0%、前期比マイナス0.4%だった。

 あわせて発表した10年のGDP速報値は、実質成長率が前年比プラス3.9%、名目でもプラス1.8%と、3年ぶりプラスだった。〔日経QUICKニュース〕

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